「nexus career」vol.6レポート 〜GOOT JAPAN共同代表 飯田峰子(いいだ・みねこ) さんをお迎えして〜

【イベントレポート】
9月11日開催の「nexus career」第6回は、GOOT JAPAN共同代表 飯田峰子(いいだ・みねこ)さんをお迎えしました。
nexus careerとは、その人らしい社会価値を付加した生き方・働き方をnexus career(ネクサスキャリア)と定義し、セクターを横断し複数の肩書きを自在に行き来する人たちのキャリアにフォーカスするイベント兼ポットキャスト番組です。

当日の様子をご紹介します!
お金持ちになりたかった?!
benten103に到着した瞬間から、まわりがぱっと明るくなるようなパワーを放つ飯田さん。
自己紹介の一言目で「お金持ちになりたかったんです」とさらりとおっしゃって、場の雰囲気があっという間になごみました。山形県のご出身で横浜市立大学経済学部の入学と同時に横浜へ。大学時代は証券会社に入社することも考えていたそうですが、限界を感じるだろうなと思い止まり、入社したのがアパレル会社だったそうです。その会社の社長さんが一番大事にしているのは「人の笑顔」という言葉に感化され、そして「儲けが一番じゃない」とはどういうことだろう、、と興味を持ったそうです。販売員として素晴らしい成績を収めながら(ご本人曰く、最初から殿堂入り!)、接客を通してのコミュニケーションやブランディングについてのご経験を積んだとのこと、飯田さんのキャリアの原点を垣間見た気がしました。

カフェに民泊にコインランドリー! フェスをきっかけに「まちづくり」へ参画
何か自分で何かをやってみたいという気持ちがあり、「楽しかった!」とおっしゃるアパレル会社を辞めた後、2012年に石川町でカフェを起業。その後、商店街でのフェスティバル企画運営をきっかけで、まちづくりに参加するようになったそうです。 その後、地域の問題となっていた古い空き家を活用し、11棟の一軒家宿泊施設や、コインランドリーなどをどんどん展開されていったのです。アパレル時代に学んだという「負」の要素をブランディングすることで、今はない新しいブランドを立ち上げることができる、、。「古い」とか「怖い」というイメージのあった石川町地域を、飯田さん持前のパワーと、経験に基づいたマーケティングの力で確実に変えていった様子が知ることができました。
韓国の人の熱さに感銘を受けて
地域づくりでマルチな活躍をされている飯田さんですが、次に力を入れているのが今年立ち上げたばかりのGOOT JAPANです。この会社は『100人の観光客ではなく、10人の旅行者が10回訪れる』フェアツーリズムを各地に広めるため、韓国の団体と連携したローカルコンテンツチームです。韓国でフェアツーリズムを展開されているGood Travelの代表と治田が2015年頃に出会いがあり、いつか日本でも話が通じる人に繋いでいきたいという思いがある中、2024年3月に行った交流会に飯田さんをお誘いしたことが出会いのきっかけとなりました。飯田さんが韓国チームを石川町に視察にご案内したり、その後、韓国へご招待いただくという交流の中で発展したとのことです。
飯田さんは、何よりも韓国の人の「熱さ」に感激し、この活動を通じて、日本でもローカル同士を繋ぐことができたらとお考えがあるそうです。外に出ることで、「日本の良さ」を再認識できるということを信じてまい進していらっしゃいます。
飯田さんは、出会いを引き寄せる天性の魅力があり、そして、その出会いの連鎖が飯田さんのパワーを生み、地域の力になっているということが実感できる充実したnexus careerのひと時となりました。今後は地域だけでなく、日本全体や世界での飯田さんの活躍を応援しています!

次回は11月にウイング横浜北法律事務所 代表 稲田遼太(いなだ りょうた)さんをゲストにお招きします。ぜひお気軽にお越しください。