【イベントレポート】
10月24日、新企画「nexus career」が始まりました。
その人らしい社会価値を付加した生き方・働き方をnexus career(ネクサスキャリア)と定義し、セクターを横断し複数の肩書きを自在に行き来し人たちのキャリアにフォーカスしていていく番組です。
初回ゲストは建築家の野田恒雄さん。
初めてでどうなっていくのか、ドキドキしていましたが、蓋をあけてみれば野田さんの関西弁で笑いやつっこみを交えながらの楽しい1時間でした。
少し紹介しますと、滋賀県出身の野田さんは建築学科を卒業後、建築工房に所属。福岡で「冷泉荘」などのアートと建築の再生プロジェクトに関わられました。それが創造都市政策を進めていた横浜市の目にとまり、トークゲストとして呼ばれるようになったことで横浜と縁ができたそうです。
その後、行政自体を知りたいという思いで横浜市の都市デザイン室に入られ、行政職員のアーバンデザイン能力を上げるための教育を担当されました。その後退職され、ご自身の会社を作られるに至りました。その後、DX事業やbenten103の構想段階で関内イノベーションイニシアティブに関わってくださっています。
野田さんの根本には建築教育に対する違和感があり、作家性を求めハードをつくる建築とは異なり、社会と都市につねにかかわるものとして建築をとらえて活動されてきたこと。それが学生への教育や越境的な活動につながってきていることを話してくださいました。
そして会場には多彩な人たちが集まってくださり、終わったあとのトークも盛り上がっていました。
あらためてキャリアの話をお聞きする面白さを実感し、今後nexus career(ネクサスキャリア)について深めていく弾みがつきました。野田さん、ご来場の皆様ありがとうございました。
第2回のゲストもスペシャルな方ですので楽しみです。なお、この内容は音声コンテンツとして配信予定ですので、聞いていただける状態になりましたらお届けいたします。